こんにピヨ(・Θ・)とりさんです。

企業の採用の裏側シリーズから、実際に面接で聞いていた内容とその質問意図についてお話していこうと思います。

面接の質問パターンを調べるとかなりたくさんあると思いますが、この8つの質問は実際にぼくも面接時に使っていて、なおかつ自分が応募したときにもよく聞かれていたので、これからWeb系の会社に転職する人は参考にしてみてください。

では、いってみましょう(・Θ・)




面接で聞いていた基本的な質問

自己紹介をしてください

新卒、第二新卒のような若手の場合は「自己PR」という意気込みを交えたプレゼンをすることが良くありますが、中途採用での転職の場合は「自己紹介」というように自身についての説明とこれまでの経験について、端的に説明をする印象があります。

経験してきたこと」、「得意なこと」、「興味のあること」、「チャレンジしてみたいこと」のようなポイントにフォーカスして3分程度で話して、不足分や更に知りたい情報などは面接官側の質問に回答する感じが良いと思います。


とりさんとりさん

ぼくも昔は全部伝えなきゃ!と思って全部話してたけど、聞く側の気持ちも考えると、少し物足りなくて後から質問するくらいでもいいと思ったよ。

なぜこの会社を選んだのか

自己紹介のあとに続けて「志望理由」を質問する場合もあります。

志望理由は、「なぜこの会社を選んだのか」と「応募に至った理由」の軸について話をするといいと思います。

この質問では「同業他社ではなくこの会社を選んだ理由」を聞くことで興味の強さを確認し、「何を理由に応募したのか」を知ることで、意志の強さや本気であるかを判断しています。


とりさんとりさん

正直ある程度給与が良くて、そこそこ仕事に興味が持てたらどこでもいいんだよね。

イッヌイッヌ

よっぽどじゃない限り入りたい会社なんて無いワン〜

これまでで一番の苦労・失敗したことは

この「失敗談」のような質問もよく聞かれるので、これまでで問題が起きた時のことを思い出して、どのように対処したのかを準備しておきましょう。

質問の仕方がちょっといやらしいと感じますが、この質問で確認したいことは「困難な状況に遭遇した時にどのように対処したか」という内容なので、問題の大きさやエピソードの面白さを意識した苦労話にする必要はありません。


とりさんとりさん

苦労ネタが聞きたいわけではないので、「問題解決能力」を意識して話をしよう。

周りからどんな人だと思われているか

「あなたは周りからどのような人だと思われていますが?」という質問では、自分が周りからどのように評価されているのか、客観的な視点で物事を見ているか、という確認をしています。

間違っても自慢話やアピールの場として捉えるのではなく、良い点は少し謙虚に伝えて、悪い点は長所に言い換えてネガティブな発言になり過ぎないようにしましょう。


イッヌイッヌ

自慢にならないように謙虚にアピール?ってちょっと難しいワン〜

とりさんとりさん

ぼくは「周りからどう評価されているか」という視点で考えて自己分析してみたよ。


自己分析をしてマイナスなことしか思いつかない場合は、逆の意味に置き換えてポジティブにしつつ、「意識的に取り組んでいる」ことが伝わるようにプラス思考のアピールに言い換えてしまいましょう。

退社(転職)理由について

中途採用の場合は必ず、前職の退社理由を確認します。

前職の退社理由を確認することで「トラブルを起こしやすい」性格ではないか、「不平不満ばかり」言わないか、などの懸念事項を確認しています。

体調や引っ越しのようなやむを得ない理由であればそのまま伝えても構いませんが、もし「給与が求人時の内容と異なる」、「休暇が全然取れない」のような会社に不満を感じて退社した場合は、あまりその話題には触れずにぼかしていたほうが良いかもしれません。


とりさんとりさん

利害ばかりを考えるとマイナスに見えるから、本当はそうだったとしても言わないほうがいいよ。

イッヌイッヌ

面接って社交辞令の騙しあいみたいだワンね〜


ポジティブな印象に見えるように、自分の可能性を広げたり新しい領域にチャレンジして能力を高めたいというような「意欲の感じられる」転職理由をあらかじめ準備をしておくようにしましょう。

◯年後はどうなっていたいですか?

会社としては長く働く社員として迎え入れるので、企業の成長を担ってくれるような優秀な人材を求めています。

細かく具体的なビジョンまで考えていないとしても、「将来的にマネージメント領域の仕事を任されるように頑張っていきたい」というように従順に頑張ってくれる人を求めているので、数年後の自分を想像しながら回答を準備しておきましょう。


イッヌイッヌ

会社の仕事をうまく回すためにマネージメントの仕事も任されるように頑張りたい…と言っておけばいいと思うワン〜


特に制作に関しては、現場から人を管理するマネージメント側に成長して欲しいので、「将来は現場でのプレイヤーではなくなっても大丈夫か」という確認をしています。

作品について紹介(説明)をお願いします

この質問では、「案件に対して自分がどのように携わっていたのか」という点と「人に物事を説明する能力」を見ています。

作品だけでは何ができるのか、どのような業務を経験していたのかを読み取ることが難しいので、作品の説明を聞く中で本人の能力や、任せられそうな業務などを確認しています。


とりさんとりさん

作品の説明では、プロジェクト規模や要件定義、期間などをわかりやすく伝えるようにしましょう。


他にはデザインを言語化して伝える能力や、人にわかりやすく伝えるためのプレゼン能力を見ているので、質問されることを念頭に置いて、予め3件ほどの作品について解説する練習をしておきましょう。




「逆に質問はありますか?」は意欲の確認

必ずと言っていいほど聞かれる「最後に、何か質問はありますか?」というフレーズですが、これは「会社に対してどの程度興味を持っているか」という確認と、「面接中の疑問点を解消する」質問だと思ってください。

面接官側も、どのような期待や興味を持ってくれているのか気になっています。

基本的な質問を企業側からのボールとすると、この逆質問は応募者から投げかけるボールなので、「特にありません」とは言わず積極的に質問を投げ返すようにしましょう。


とりさんとりさん

ぼくは社会経験が浅い頃に「十分理解できたので特にありません」と意味不明な回答をしたことがあるよ。
興味がなくてもせめて、2~3個は質問を用意しておきたいですね。

企業分析をして興味のある話題を投げる

業界の未来についての質問や、新技術やトレンドの変化についての考えを聞いてみるなど、業界の話題から大きく外れない内容であれば自然と話も広がるので、100点の質問をする必要はないと思います。

コーポレートサイトや会社のブログ・SNSなどを見ると話題になりそうなヒントを見つけやすいので、短いディスカッションができるようなテーマを用意してみましょう。

YESかNOで回答できてしまう質問より、質問テーマに対する「会社としての考え」や、「面接官本人の意見」のように相手が話しやすいような問いかけを工夫して見てください。


イッヌイッヌ

はいかいいえで答えられる質問をすると話が広がらないから、たくさん質問しないといけないワン〜

面接の中で気になったことを深掘り

面接で話をする中で、会社の目指すビジョンや職場環境、どんな働き方をしているかなど、気になるワードがいくつも出てくると思います。

質問への回答だけに集中せず、面接中にどのような話をしていたかを振り返ってみると、自然に「この点についてもう少し聞いてみたい」と思う話題が出てくると思います。


とりさんとりさん

気になることがたくさんあっても、質問しすぎは時間がかかってしまうので2〜3程度にしておいたほうがいいかも。


ただし、気になったとしても「金額等の待遇・条件面」や「休暇は取りやすいか」、「残業時間や離職率の詳細」ようにセンシティブな話題にはあまり突っ込まずに、どうしても聞きたい場合にもソフトな程度にしておきましょう。

あまり条件や待遇などについて確認すると、「そういう点ばかりに興味を持っているのか?」と面接官を不安にさせてしまうので、気をつけたいところです。
(でもそういう所こそ気になりますよね…)


イッヌイッヌ

聞きたいことが聞けないって日本の悪いところだワン〜

実際の業務、担当領域について

実際に直近で自分がどのような業務に携わるのか、確認するのはいい質問だと思います。


とりさんとりさん

働いてみたら全然違う仕事だった…ということもあるので、先に確認しておけば心の準備もできるもんね。


質問側としては、働いているイメージが想像しやすいですし、面接官側にも「具体的に働いた時のことを考えている」と受け取られるので、積極性が高い印象を与えることができます。

この質問で自分に「どんな期待をしてくれているのか」という気持ちも聞き出しやすいので、期待感が会話の中から自然と読み取れると思います。

制作環境・ツールなども聞いておこう

可能であれば、仕事で使うOSがMacなのかWindowsなのかは確認しておきたいところです。

使い慣れているOSのほうが作業スピードも早いですし、キーボードのショートカットも異なるのでなるべくならOSは変えたくはないですよね。

会社によってはMacで統一していたり、好きなOSが選択できたりするので、あらかじめどのようなツールを使っているのか確認しておきましょう。

開発環境や使用しているアプリケーションなども聞いてみると、大体のワークフローもイメージできますし、設備にどれだけ投資しているかで会社が制作業務に対してどの程度理解を持っているのかも分かります。


とりさんとりさん

ぼくの体感では、Windowsのみの会社はあんまり…な印象がありました。Windowsが悪いわけではないけど、比較的「デザインや制作への理解がない」現場が多かったです。。




さいごに

面接対策はなかなか大変で、せっかく準備しても全然違うことばかり聞かれた…!なんてこともあるかもしれませんが、一番重要とされるのは「会社に対して興味を持っている」ことと「熱意を持っている」ことです。

「何年も憧れていた会社じゃないとそんな強い気持ちにならないよ…!」という気持ちも分かります。みんなが第一志望の会社に行けるわけではないですからね。

面接ではいかに本心らしく(思っていないとしても)話のつじつまを合わせて伝えられるか、意識してチャレンジしてみましょう。


とりさんとりさん

ぼくも会社の面接を受けていた時には、営業に行くような気持ちで話をしていたよ。


それではまた。(・Θ・)