アパレルのブランドサイト職人とりさんです(・Θ・)
ベンチャー企業という呼び方は今ではブラック企業と同じくらい一般化していますが、
少し前はまだベンチャー企業に就職することに賛否両論の意見がありました。
今回はひょんなことからスカウトを受けて勤めることになった、
法人四期目のベンチャー企業でのことをお話します。
以前はベンチャーに勤めるリスクとか、デメリットとかよく話題になっていたよね
ぼくのいた会社も四大卒の人が結構いて、大卒でベンチャーが当たり前なのかと驚いたよ。
ベンチャー企業は会社も社員も若いことが多く、普段の業務と一緒に会社づくりもしなければいけない大変さもありますが
貴重な経験も多く得られるので転職候補に入れてみても良いと思います。
会社のルールを自分たちで決めて働きやすいようにしていけるって、一つの街をみんなで作るような楽しさもあるワン
大変だけど、その大変さも楽しめると良いね。
ぼくも大変だった記憶しかないけど、働いてよかったと思うよ〜
では、いってみましょう(・Θ・)
ベンチャー企業の大変さ
みんなで会社をつくる
ベンチャー企業には、いわゆる腕を組んで威張り倒すオジサンがいません。
オジサンがいないということは、ルールもありません。
なになに?今呼んだ?呼んだ?
呼んでないです 下がってろ
どんなルールを作ればみんなが働きやすくなるか、会社が売上を達成できるか、など
運用しながら日々改善してみたり、意見を出し合ったりします。
もちろん働きながら並行して活動するので、やることはいっぱい。
その代わりに、自分たちの意思で会社を作っていくことができます。
新しい福利厚生制度とかも作れるかも!
とにかく実力主義
ベンチャーでは、バックボーンや年齢よりも結果が重視されます。
年功序列という考えは主流ではなくなり、実績を出している人や結果を出している人がどんどん昇格します。
ベンチャーは昇給査定とかも年二回あったりするので、ちゃんと評価される印象があるよ
大きな企業だとまだまだ年功序列前の考えがあったり、手柄を横取りとかひどい話もありますが(ぼくもありました)
ベンチャーではしがらみがほぼ無くなるので、がんばった分だけきちんと評価されます。
逆手に取ると、ごまかしが効かないよね
周りの意識が高い
ベンチャー企業に来る人は前のめりで積極的だったり、何か成し遂げたいようなポジティブな気持ちの塊を抱えています。
社内では自分の担当業務外でも、会社づくりのプロジェクトやチャレンジする機会がたくさんあるため、気づけば周りの人の意識高い発言や行動に当てられて気疲れしてしまうこともあります。
人間、ずーっと頑張り続けるのはしんどいですから。
周りに息巻いて頑張る人だらけだと気が休まらないよ…
意識高い系は眩しすぎて徹夜明けは直視できないよね
実際の業務について
デザイン、実装、ディレクション全部
ぼくはWebデザイナーとして入社したはずなのに、色々できることがバレて 気づけばディレクションからデザイン、実装までほとんど一人でやっていました。
今考えても本当におかしいと思う。
社内で制作を2チーム作ることになって、Aチームはディレクター・デザイナー・プログラマーの3人、Bチームはぼく一人だけっていうおかしな事になっていました…
これはおかしいわ(断言
制作しながら採用も担当
社内の経理が採用を兼任していたこともあり、会社の今後を左右する採用計画という活動にいつの間にか押し込まれていました
とりさん、採用もたのむわー
代わりに仕事の負荷減らしてもらってもいいですか…
いや、人おらんからさ。
負荷分散のための人を見つけてくれな?
えっ(‘-`)
という感じで、晴れて採用担当としての活動が始まりました。(しんだ)
能力の高い人に仕事が集中するとかいう人がいますが、違うと思います。
頼み事を断らなそうなヤツのところに仕事は集中する
間違いない。
ベンキャー企業の特徴
自由の代償が大きい
ベンチャーは驚くほど自由で、風通しが凄く良いです。
要望を出したり、チャレンジすることにも積極的に応援してくれます。
が、しかし…
応援も出資もするけど、ちゃんと結果を出してね
このようにしっかりと結果を求められていました。
通常の業務をこなしつつ、チャレンジする。ちょっと大変かもしれませんね。。
社内でクラウドファンディングをやっているような感じだね
上手いこと言うね〜
中には本人からチャレンジの申し出があったわけでもなく、社長から直々に指示を受けて頑張っている人もいました。
(後者の場合は、流石に業務負荷を免除されていました)
ベンチャー特有のノリ
月4回くらいの飲み会とか、ハロウィンみたいなイベントに便乗して仮装して仕事とか
めんどくさいイベント目白押しでした 仕事ありすぎてそんな暇ない
- ひどかったこと
-
- 週1ペースで飲みに誘われる
- 毎月の末日にイベントを企画
- 気まぐれでクラブに連行
- 社員旅行が国外
ぼくはのんびりマイペースな性格なので
これはアカン…と思いました
納期優先で飲み会行けずに仕事してたら社長に怒られたもんね
社長がウェイウェイしていると大変だわ
退職者が多い
だいたい月に1人くらい辞めていました。
退職理由は働きすぎて燃え尽きてしまったり、給与が労働の割に合わないなど。
まれに社長との意見が合わず、続けることが難しいと判断する人もいました。
会社が大きくなるために大変な時期なので、負荷が大きいのは仕方ないと思う。
安定したい人や、収入目的だと気持ちが離れてしまうかもね
ぼくはこの会社の持ってる案件を実績に追加したくて、元々長く居る気はなかったし〜
そうだったの…!?
制作には居なかったけど、営業の中でうつ病っぽくなって辞めていく人が何人かいたよね。
営業は売上について突っ込まれやすいからね…数字を追う人たちは大変だ。。
営業職の人には、ベンチャー企業はちょっとおすすめできません。
営業部の島にはいつも悲壮感が漂っていました…
さいごに
- ベンチャー企業で得たもの
-
- たくさんの制作実績(一番嬉しい!)
- ワークフローやチームづくりの経験
- クリエイター採用の経験
- お腹が空かなくなった(デメリット)
- 寝なくても平気になった(デメリット)
ベンチャー企業にいた1年半はほとんどの時間働いていたので、人の1.5倍くらいの体感時間でした。
忙しさもありますが、この会社で過ごした日々はめちゃくちゃスピード感がありました。
ずっと働くということはさておき、修行のような気持ちで勤めてみるのは本当にいい経験になると思います。
ベンチャー企業に興味があれば、お気軽にお問い合わせやTwitterからDMをください。
それではまた。(・Θ・)