転職しまくりのとりさんです(・Θ・)

ぼくは20代で7回転職しました。

世間では転職することに対して前の環境より待遇が悪くなるとか、自分の首を絞めることになると言いますが、ぼくは転職することに問題はないと思います。

今では実際にできることも増えて、給与も上がって、どんどん環境は良くなりました。


イッヌイッヌ

ほんと、転職してよかったよね〜

とりさんとりさん

少し焦りすぎた感じもあるけどね…
なんだかんだで結果オーライな感じ。

お世辞にもWeb業界の会社にはまともにキャリア形成のできる土台はほとんどありません。

会社の好きなように使われて歳だけ取った…みたいに悲惨なことにならないように自分の価値をどうやって作っていくか、自分の価値を高めるために転職することは、正しい選択だと思います。


とりさんとりさん

転職しまくれば良い!というものでもないよ。
なるべく少ない回数で、目的の場所まで行けるほうがいいよね。

イッヌイッヌ

みんなは反面教師にしていい転職をしてほしいワン〜

では、いってみましょう(・Θ・)




卒業した学校とはじめての就職

ぼくが行っていたのは、地方のデザイン専門学校でした。
理由は、県外に出ると母親が心配するからというバカ正直な妥協です。

とりさんとりさん

地方のデザイン学校行くくらいならカルチャースクールでも十分。
本気なら借金しても主要都市に出たほうが良いよ。

イッヌイッヌ

地方の専門学校は大学に行くのが嫌で来るような人が多い (つまりクソ)

元々やりたかったこと

金属を用いた造形が好きで、将来はジュエリーデザインロートアイアンの仕事をやりたいと思っていました。

残念なことに、ぼくが専攻していた金工の学科は新設されて年数が浅く、求人が殆どありませんでした。(就職率100%と聞いていたんですがそれは)

とりさんとりさん

百貨店のジュエリー販売員みたいな求人は少しあったけど…わしはものづくりがしたいんや…

受け入れがたい現実に絶望を感じつつ、自分でなんとかしようと決意して職探しを開始。
新卒で正社員スタートできないと人生詰むかな…と不安を感じつつも、アルバイトも視野に入れてみると結構選択肢がありました。

興味のあった大阪のアトリエに連絡をして面接に行くと、面接日に受かるという。
スムーズすぎて運命的なものを感じました 笑


とりさんとりさん

あの時は本当に嬉しかったんだ〜

はじめての仕事はアトリエ

記念すべきはじめての仕事は、革職人でした。
自社でデザイン・制作・販売を行う、小規模の革小物ブランドにアトリエスタッフとして参加。

アトリエでミシンを踏んで製品を作ったり、店頭に立って接客したり、個人で行っていたジュエリー作品も委託販売していて、いろんなことが経験できる毎日が楽しい最高な職場でした。


とりさんとりさん

会社も順調に大きくなり、取扱い商品がどんどん増える過程でトラブルが…

ある買い付けた革をオリジナルの色に染色する中で、明らかな不良品が生まれました。
問題のある革はひどく変色しやすく、鮮やかだった色は数ヶ月でドブのような色になります。

ドブ皮は20頭分くらいの在庫があり、500個近くの製品を作ることができます。
オーナーは不良品を販売することを辞めず、問題があることを黙って販売するようにと言います。

一つひとつの価格も安いものではなく、しかも不良品。
耐えきれず不良品を売ることは心が痛いと相談すると、オーナーとケンカになってしまい、会社に居づらくなって辞めることに…


イッヌイッヌ

いや、明らかにオーナーに非があるでしょ…
リコール事案だよ。。

とりさんとりさん

好きなものづくりに嘘を付きたくなくて意地を張ったけど、気持ちを押し殺して不良品を売るのが大人だったのか、今でも分からない…

大好きなことは仕事にしない

新卒での退職は、経歴にバツが付いた気分でした。

好きなことに対する気持ちに嘘をつけない不器用さを悩む日々。
ものづくりが好きではなかったら、あの不良品の件も許容できたのかもしれない…

そこで、長期的に必要とされそうなスキルある程度仕事として割り切れそうな職業を考えていくと…当時もてはやされていたWebデザイナーにたどり着きました。


イッヌイッヌ

あの頃のWebはすごく話題で人気の職種だったよね

とりさんとりさん

簡素なコーポレートサイトのリニューアルで予算数百万とか、潤ってたしなぁ…


と前置きが長くなりましたが、以降は駆け足でWebの世界を進んでいきます(・Θ・)




ぼくの転職遍歴

教育系事業会社

この会社は、初めて業務でWebデザインをした環境。
学習塾を運営している会社の広報室にアシスタントとして雇ってもらいました。

インハウスで納期は緩かったので、いろんなバリエーションのバナーデザインを作ってみたり
Web設計やコーディングのコツとか、制作の一通りを実務の中で覚えていく日々。

ぼくが唯一、たくさん教えてもらった場所。
会社の先輩には感謝しきれないほどで、今でもこの会社が好きです。


とりさんとりさん

インハウスは流れている時間もゆっくりで、ちょっとぬるま湯みたいな感じもありました

イッヌイッヌ

成長しなさそうだけど…事業会社はそういうところが多いよ

一通りできるようになったころ、会社の平和ボケした雰囲気に物足りなさと焦りを感じて、気づいたら取り返しの付かなくなる未来を心配して転職を決意。
大阪府内で探すも給与が大きく下がるか、同じような事業会社でインハウスの求人しか書類が通らず、安直な考えで東京の求人にも応募を始める。

とりさんとりさん

見習い程度だったから市場価値が低めだったんだよね。このあたりでスキルを高めないと売れ残りになるのでは…という考えに拍車がかかった気がする

イッヌイッヌ

給与さがるのってなんかプライドが許さなかったりするもんね

小規模制作会社

クライアントワーク経験がないながらも、アシスタントスタートで採用してくれた奇特な会社。
面接の緊張のあまり、退室前に「ヨ、ヨロシクオネガイシマーースッ…!!!」と両手で握手をしたのが効いたのかもしれない(完全な不審者)

人手が足りず、運良くアシスタントからメインデザイナーにしてもらえて
案件のデザインと実装を初めてほぼ一人で回す経験をした思い出の現場。


とりさんとりさん

大炎上して魂抜けかけた記憶が鮮明に蘇る…

この時期が一番ハードな働きかたをしていて徹夜は当たり前、3徹もたまにしていて死にかけていました。。

アルバイトなので保険などは付きません。雇用保険も着いていなかった気がします(違法?)
残業代は働いたぶんつくので月の総支給額30万強くらい。賞与なし。


イッヌイッヌ

社員はどれだけ残業しても総支給25万行かないから、みんなあえてバイトのままという無茶苦茶な環境w

とりさんとりさん

Adobeソフトをクラックしてたし、経理の一度も顔を見たことがないし、ブラック臭の強い会社だったよ

フリーランス見習い

前の働きすぎ環境に疲弊して転職を考えるが、出来ることの領域が狭すぎて
転職の選択肢が前と同じような環境にしか行けないことを察する…

このまま転職するとできることの領域が伸びないまま時間だけが過ぎる気がして、
スクールに行くか、実践に飛び込んで身につけるか悩んで、
「現場で全部覚えればいいか」と、翌日からフリーランスとして活動。

業務の傍ら、欲しいスキルを紙に書き出して、毎日勉強しまくってすべて習得。
このあたりでプロジェクト全体を俯瞰で把握する視野を手に入れて
ディレクションからデザイン、実装まですべて行えるようになった。


とりさんとりさん

この頃が毎日がめちゃくちゃ楽しかったな〜
仕事も勉強も面白くて、夢中になって殆ど寝てなかったかも。

ベンチャー制作会社

スキルセットを更新して、今までチャレンジしたことのないジャンルの制作会社へ。
意識高い系、学歴高い人ばかりの場違いな場所で、ゴリゴリWEB制作。
ベンチャーだから仕方ない、と思いつつも徹夜はよくあることでした。

4〜5案件くらい並行で担当していて、デザインと実装を一人で回したり、CMSをゴリゴリカスタムしたり、採用もやったり、いろんなことにチャレンジしてワーカーズハイみたいになっていました。


とりさんとりさん

いろいろやってた割に給与が低いのは、
みなし残業代を先に払われていたからです…

イッヌイッヌ

法律違反の匂いがするワン〜
そういう会社はいつか痛い目を見るがいい

みんなで協力して日々の制作をなんとか回しているのに、営業上がりオラオラ経営者の無茶振りが多くて
「こいつは駄目だ…」と諦めて撤退。50人以下の規模にもかかわらず、毎月1人以上が辞めていました。。


とりさんとりさん

ベンチャーは求人情報の業務内容以上のことをする、と思っておいたほうがいいよ。

アパレルのブランドサイト職人とりさんです(・Θ・) ベンチャー企業という呼び方は今ではブラック企業と同じくらい一般化していますが、 ... 続きを読む

独立系 制作プロダクション

名だたるナショナルクライアントと直取引の関係があり、
提案から制作まで携わることのできる、やりがいのある環境。

「ワークライフバランスをとって無理なく働いている」と聞いていたけど全然そんなことはなかった。
夜中までビルの明かりがついていて、割と徹夜コース。


とりさんとりさん

Web制作に人間らしい生活を求めてはいけないのだろうか…

40時間分のみなし残業代が給与に含まれていて、月にいくら残業したところで1万円の手当がプラスでつくだけ。

むしろ真面目に働かなくてもみなし残業代は支払われているのでコアタイムしか来ない人とかいて、チームはバラバラ、トラブル勃発しすぎ。

仕事のギスギスから人間関係悪化しやすく、派閥も凄くてカオス状態。
入社してから給与見直しがあったり、退職金制度がなくなるという詐欺レベルの事案が重なり早々に撤退。


とりさんとりさん

社員は安月給なのに社長の年収は億単位という、すごい会社でした。

イッヌイッヌ

笑うわ

代理店付 制作プロダクション

年齢的に将来のお金のことばかり考えるようになり、絶対に潰れることなく安定してそうな代理店のグループ会社へ。
国内二強と言われているあの企業です。

働き方を改善していこうとしているみたいだけど、ここでも月の労働200hは余裕で超える。

こんにピヨ(・Θ・)とりさんです。 企業戦士の期間が長い方には見慣れた光景ですが、 なかなか理解しがたいモヤモヤ案件があったので記録 ... 続きを読む

忙しいのに早く帰れと言われ、形だけのホワイト。
人はいるけど、バリバリはたらく人と資格取得を頑張る人?アサインされずに勉強をしている人と様々で人員のマネージメントが全く機能していない。

とりさんとりさん

定年ギリギリのおっさんたちがネットサーフィンしたり、自席でソリティアしてんの。

イッヌイッヌ

人件費もったいないね

月の残業60h程度、年収は賞与も含めて420万くらい。
日々の業務(基本的に炎上案件)のほか、事業部立ち上げ、新卒研修。
独身ならこの働き方と収入でもいいけど、妻子持ちはキツいだろうな…


潰れないだろうという安心感と世間体で選んで入社したけど、入社前に聞いていた求人内容との乖離が凄かったので、やることをやって期間満了で円満にさよなら。

どうして求人内容は嘘ばかりなんだろう。

フリーランス

現在は個人事業主として、まとまった期間を企業常駐したり、プロジェクトを個人で受けたりしながらマイペースにやっています。
年収がぐっと上がったように見えますが、ここから社会保険や税金を結構抜くので、年収450万円の会社員と同じくらいだと思います。

最近は仕事もルーティン化してきているので、今後の貯金を作るために副業をしながら生活を安定させていく感じでしょうか。

とりさんとりさん

昔の目標は優良企業で生涯安泰だったけど、今の時代はフリーで生きられる能力を身に着けて自分で収益を作っていくほうが安定感があると思います。何も信じられねえ…




さいごに

20代で転職7回、結構多いかと思いますが、こんな感じで育ってきました。

給与も落ちることなく、昔いた制作会社にまだ勤めている勤続6年目の同僚と同じくらいの年収です。
社会保険とか諸々を含めると友人のほうが条件が良さそうではありますが、彼は日々のルーティンに生きる中で業界3年目あたりから能力の幅が広がっていないことを懸念していました。今いる会社で終身雇用、難しいと思うんですけどね。。

必ずしも転職は必要ではありませんが、今の時代はどんな環境にも対応できるような能力の幅があったほうが生きやすくなるのではないかと思います。

とりさんとりさん

Web業界で人生食われている人を救いたいなあ…
個人へのしわ寄せがすごい気がしてならないよ。

こんにピヨ(・Θ・)とりさんです。 あなたは今、少しでも転職することを考えていますか? 世間では転職することが逃げだとか、問題を先延 ... 続きを読む

それではまた。(・Θ・)